ヤシオオサゾウムシの生体

東南アジア〜オセアニア分布
先ず始めにヤシオオサゾウムシが急激に繁殖する瞬間が移植時です。大型の植物を移植するにつれ、根を切り詰めますので、体力を奪われます。移植時健全な株でしたら問題なく根は張っていきますが、ヤシオオサゾウムシに加害された株は移植時その体力が衰えた瞬間に繁殖を始めるのです。恐るべき所はその繁殖から枯れ死に至るまでのスピードです。ヤシの葉は固く入りにくいので、新芽の柔らかい箇所から浸入し、成長点付近の繊維に数千個の卵を産み付けるのです。動き始めてからは驚くべきスピードで枯れ死するので、結果立枯れを起こします。又、近くにあります樹木にも樹木によっては伝染する可能性もあるのです。